2024.11.08 【関西オーディオ特集】アキュフェーズ 純A級プリメインアンプ「E-800S」 低歪みと低雑音化を実現

E-800S

 アキュフェーズは、純A級プリメインアンプ「E-800S」とステレオパワーアンプ「A-48S」を前面に出し提案していく。

 E-800Sは、2019年に50周年記念モデルとして発売したE-800をモデルチェンジし、セパレートアンプの最上位機に匹敵する品質を目指したプリメインアンプのフラッグシップ機になる。

 プリアンプ部には、プリアンプ最上位モデルに採用していたボリュームコントロール「バランスドAAVA」を搭載するとともに、独自の歪(ひず)み低減技術のANCCを採用し低歪みと低雑音化を実現した。

 パワーアンプ部にはバランス回路「インスツルメンテーション・アンプ」を採用し、ノイズの影響を抑えながら理想的な電力の増幅を実現した。電力増幅段にはパワーMOSFETによる6パラレル・プッシュプルのA級動作を採用。あらゆるスピーカーの性能を引き出し、音楽性豊かな音を奏でる。

 別売のデジタル・入力ボード「DAC-60」やアナログ・ディスク入力ボード「AD-60」を増設することで、ハイレゾやアナログ・レコードの高品位な再生が楽しむことができる。プリアンプ部とパワーアンプ部を独立させることで、セパレートアンプとしての活用できるほか、ステレオパワーアンプを1台増設すればバイアンプ接続も可能だ。

 純A級ステレオパワーアンプ「A-48S」は最上位機A-80の開発で培った技術を踏襲した。電力増幅段にはパワーMOSFETによる6パラレル・プッシュプルのA級動作を採用したことで前機種A-48より11%増のハイパワーを実現した。

 信号入力部はバランス回路「インスツルメンテーション・アンプ」を採用するとともに理想的なゲイン配分と2並列回路などでノイズレベルはA-48比で6%改善した。

 「バランスド・リモート・センシング」や「半導体スイッチ」による出力インピーダンスの低減でシリーズ最高のダンピングファクター1000を達成している。