2024.11.07 NTTドコモ、4~9月連結は増収減益 金融領域さらに拡大

 NTTドコモの2025年3月期第2四半期(24年4~9月)連結決算は、増収減益だった。

 携帯電話事業を含む柱のコンシューマは、d払いアプリなど金融決済などスマートライフは売上利益とも2桁成長の伸長をみせたものの、モバイル通信サービスの収入減と顧客基盤強化に向けた販売促進費の増加などでコンシューマ通信が落ち込み、営業収益(売上高)は前年同期比2.2%増の2兆2204億円、営業利益は同5.3%減の4155億円だった。

 10月末でdカードゴールド会員が1100万契約を突破するなど好調な金融領域のさらなる拡大に向け、前田義晃社長は「新たなラインアップとしてdカードプラチナを11月25日から提供する」と明らかにした。

 法人事業は、大企業向けの統合ソリューションが順調に伸びたものの、PSTN(公衆交換電話網)の更新に伴う費用増などで営業収益は同0.1%減の8789億円、営業利益は43億円減となり、同3.0%減の1378億円だった。