2024.11.08 ソフトバンク、4~9月連結は売上高3兆円突破
ソフトバンクの2025年3月期第2四半期(24年4~9月)連結決算は、ファイナンスを除き、全セグメントで増収増益を達成。売上高は3兆円を突破し過去最高となった。下期も業績は好調に推移するとみて、通期連結業績予想を上方修正した。
主力の携帯電話を含むコンシューマ事業はスマートフォンの契約数が前年同期比4%増加し、3110万件となった。
エンタープライズ事業はソリューションサービスが堅調で売上高、利益とも2桁成長。ディストリビューション事業は同44%増収、20%増益と大幅に伸長した。
LINEヤフー事業を含むメディア・EC事業も同40%増益と大きく伸びた。ファイナンス事業はPayPayの黒字化で収支が大幅に改善した。
宮川潤一社長は「LINEの諸問題が落ち着き、赤字だったPayPayが黒字転換するなど頭を悩ましてきた問題が一つずつ解決し、昨年とは全く違った景色になった」と成果を強調した。
通期連結業績は、売上高を2%(1500億円)増、営業利益を6%(500億円)増、純利益を2%(100億円)増と期初予想からそれぞれ上方修正した。
一方、10月に株式の10分割を実施した結果、2023年度末で86万と減少傾向だった株主数が100万を超えたという。