東京コスモス電機の2025年3月期第2四半期（24年4～9月）連結決算は、中国経済減速の影響などを受け、前年同期比微減収となり、営業利益は2桁の減益となった。

　上期の販売面では、一部の製品で中国経済の影響を受けて需要が減少したが、無線機用の需要増加が可変抵抗器事業を下支えした。車載用電装品事業では国内自動車メーカーの生産が堅調に推移した。

　利益面では、材料費の高騰や、研究開発への注力による販管費増加などが営業利益に影響を与えた。経常利益は、為替の円高基調による為替差損計上（6700万円）などが響き、同4割強の減益となった。

　通期連結業績は従来予想を据え置いた。