2024.11.11 日本トムソン、4~9月連結は減収・赤字
日本トムソンの2025年3月期第2四半期(24年4~9月)連結決算は、売上高が前年同期比6.2%減、営業利益は同41.1%減、純損益は赤字となった。通期連結業績予想は、前回公表値より売上高、各利益を下方修正した。
営業状況を見ると、売上高は前年同期を下回ったが、受注高は堅調に推移している。国内市場では、実装機などのエレクトロニクス関連機器向けの需要は増加したが、精密機械など一般産業機械や工作機械、市販向けの需要減が影響して売上高は減少。
北米地域では半導体製造装置などのエレクトロニクス関連機器やロボットなどの一般産業向けの需要が増加した。欧州地域では各種医療機器など一般産業機械向けの需要が減速。中国では不動産投資や個人消費の低迷を受け、それぞれ売上高は減少した。
部門別売上高は、軸受などは同6.9%減の236億4900万円、諸機械部品は同0.6%減の30億5500万円となった。