2024.11.11 日本電計、4~9月連結は増収減益

 日本電計の2025年3月期第2四半期(24年4~9月)連結決算は増収だったが、経常利益や最終利益は減益となった。受注が回復する一方、将来に向けた人的資本投資や事業投資、システム関連投資などを積極的に実施した。

 地域別の売上高は、国内が前年同期比3・1%増の400億円。自動化や省力化への設備投資や成長分野への研究開発投資は底堅く、受注が回復している。

 中国は同12.7%減の66億円。販売子会社の電計貿易(上海)有限公司は景気減速の影響を受けて減収減益。受託試験場を運営する電計科技研発(上海)も苦戦した。

 その他地域は同36.8%増の38億円。インドの販売子会社は売上高が改善傾向にあるものの収益低迷が継続。一方、韓国やベトナムの販売子会社は業績が好調に推移した。