2024.11.13 【Inter BEE特集】営電 全世界デジタル・アナログに対応
TS over IP伝送装置(2740A)
営電は、長年培ってきた高周波アナログとデジタル技術により、「全世界デジタル・アナログ放送方式対応」をテーマに、放送・通信分野における業務用伝送機器の多彩な製品を訴求する。
テレビ放送局向けの新製品として、光回線などを用いて放送映像をIP伝送可能な「TS over IP伝送装置(2740A)」を初披露。無線伝送のバックアップ用として使用することで、災害に強い強靭(きょうじん)な放送ネットワークを実現。IP伝送で生じる遅延時間をあらかじめ設定する機能を備えているため、SFN(単一周波数ネットワーク)の構築も可能だ。
また、C/N・BER・中心周波数・伝送遅延時間などを監視・測定する「可搬型電波監視モニター(6505B)」、入力されたTSにパケット異常が検出された時にダミーパケットを付加することができる「パケット補完機能付きTS調整装置(2733D)」、NSIの生成と放送TSへの重畳ならびにACデータへの付加を行う装置「NSI/ACインサータ(0440A)」、MMT/TLVとTSの記録・再生装置「ストリームボックス(1710A)」、IP回線でRF信号をそのまま伝送可能な「RF-IP伝送装置(2738A)」などをデモ展示する。
将来を見据えた地上デジタルテレビジョン放送方式の高度化技術への取り組みも訴求する。
2019年から実施している地デジ放送方式の高度化に向けた実証実験で使用され、さらに、通信・放送分野の標準規格のARIB規格に対応中「地上放送高度化試作変調器(0428A)」を展示する。
テレビメーカー向けに、テレビやレコーダーの開発・生産、集中信号用に最適な装置として、デジタルテレビ放送方式対応の「DTV信号発生器(SSR5000B)」を展示。
ラジオ放送局向けには、「FM ラジオモニタ/アナライザ(6042B)」をAM復調オプション搭載可能として披露。「AM/FM ラジオ無線中継用受信機(6001A)」などを展示する。