2024.11.12 東京エレ、4~9月連結は増収増益 先端ロジックなど引き合い増
東京エレクトロンの2025年3月期第2四半期(24年4~9月)連結決算は増収増益となった。先端ロジック、HBM(広域帯メモリー)用DRAM、アドバンスドパッケージング用途の引き合いが増加。戦略製品によるPOR(プロセス・オブ・レコード。顧客の半導体製造プロセスにおける装置採用の認定)獲得・開発評価も順調に推移した。通期の業績予想は上方修正した。
7~9月における地域別の売上高構成比は中国が41.3%で最大。韓国と北米が14.1%、台湾が13.3%と続く。
SPE(半導体製造装置)新規装置のアプリケーション別の売り上げ構成比は、非メモリーが71%、DRAMが26%、不揮発性メモリーが3%となった。
WFE(半導体前工程製造装置)市場では旺盛なAI(人工知能)サーバー向けの需要があり、AI搭載型パソコン・スマートフォン向けの先行投資も活発。同社は事業機会の拡大を見込む。