日東精工の2024年12月期第3四半期（1～9月）連結決算は増収増益。産機事業や制御事業が売上高、営業利益の増加に貢献した。

　ファスナー事業は、自動車業界向けとしてEV（電気自動車）化推進による軽量化・薄板化に貢献するCASE向け製品の販売が増加。また、ASSY製品に関しても自動車業界を中心に高い需要が続いた。

　産機事業は、エネルギー関連業界に係る電力メーター組み立て装置や設備更新にも対応しながら、今後生産増強が予測される新メーターの受注獲得を推進。制御事業は自動車業界を中心に、部品検査装置の需要が大きく売り上げに貢献。メディカル事業も増収を果たした。

　通期連結業績予想は前回発表した数値を据え置いた。