2024.11.13 堀場製作所、1~9月連結は売上高最高
堀場製作所の2024年12月期第3四半期(1~9月)連結決算は、売上高が4期連続で過去最高を更新。営業利益、経常利益は2期ぶり増益で過去最高を更新した。純利益は前年同期計上の関係会社株式売却益約65億円に加え、4期連続赤字見通しのドイツ・ホリバ・フューエルコン社のハード、ソフト投資評価を見直し約13億円の減損損失を計上し減益だった。
多鹿淳一ジュニアコーポレートオフィサー兼財務法務本部副本部長は「半導体事業を中心に底堅く推移している。水素、産業プロセス計測などの新事業に積極投資し、短期的に業績を下押ししているが、過去最高の利益が出ている。全体としては決して悲観していない」と説明。通期の環境・プロセスの売上高予想、自動車、環境・プロセス、医用、科学の営業利益予想を下方修正。通期連結業績予想を全て下方修正した。売上高、営業利益、経常利益は4期連続過去最高更新を見込む。