2024.11.21 auが10部門で単独首位 英オープンシグナルが通信大手4社調査
英の分析調査会社オープンシグナルは20日、NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの日本の通信大手4社の通信サービスに関するリポートを発表した。auが18部門中10部門で単独トップを占めた。
調査は2024年7月1日~9月28日の間、日本の4社のネットワーク品質を詳細に分析。通信速度や高速通信規格5Gの接続状況のほか、ゲーム、ビデオ、音声アプリのユーザー体感、カバーエリアと信号の利用率などを数値化したという。
ビデオ・エクスペリエンスでは、前回調査ではソフトバンクとau、楽天モバイルが共同勝者だったが、今回はauが単独で受賞した。
今回新設された、ユーザーが日常的に使用するさまざまなタスクを正常に完了できる能力を測定する信頼性エクスペリエンスでは、939ポイントを獲得したauが2位のドコモを引き離し、初代王者に輝いた。
オープンシグナル主席アナリストのロバート・ウィジコウスキー氏は「今回はauが大きく躍進し、ネットワーク品質の向上に力を入れていることを示した」と分析。その上で「各社が独自の強みを生かして競争を繰り広げており、ユーザーにとってより良いサービスが提供される環境が整いつつある」と説明した。(22日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)