2024.12.06 【年末LED照明特集】三菱電機照明 グリッド照明器具投入 既設器具そのままにLED化
Myシリーズ「おさマル グリッド天井タイプ」
さまざまなオフィスでベース照明として利用されているグリッド天井用照明器具は、蛍光灯器具のLED化が進んでいる中、2023年に行われた水銀に関する水俣条約第5回締約国会議で、27年末までに段階的な蛍光ランプの製造・輸出入禁止決定した。LED化の動きはさらに加速するものと思われる。三菱電機照明では、グリッド照明器具のLEDリニューアル促進に対応する器具として、Myシリーズ「おさマル グリッド天井タイプ」を販売している。
同製品は、既存のグリッド蛍光灯照明器具の器具本体をそのまま生かすことで、工期の短縮化と廃材の減少に貢献する。既設蛍光灯器具からランプ、電源ユニットを取り外し、リニューアルキットとグリッド用専用ライトユニットを施工するだけでLED化できる。設備プレートや付帯する空調、防災関連機器を設置したままなので施工の手間も省け、コスト削減につながる。さらに既設の器具本体をそのまま利用するので廃材を削減できる。
ライトユニットは、三菱独自のハイブリッドナノコーティングを施し、ほこりやすす汚れを防いで省メンテナンス。Myシリーズの一般ラインタイプと同様のクイックバネを採用し、独自のスイング機構を導入することで取り付け作業が容易になっている。省施工、省梱包(こんぽう)で建設物流業界における人手不足に対応した製品である。
このほど600グリッドに加え、640グリッドの製品を発売予定。さらに「おさマル」によりリニューアル対応ができるグリッド天井用照明が拡充される。
新築時などに器具本体ごと交換、次回更新時にはライトユニットのみの交換で済むグリッド照明器具としてMyシリーズ「グリッド天井タイプ」を新たにラインアップする。ライトユニットは器具本体に組み込まれた状態で工場から出荷され、スピーディーな取り付けが可能となっている。テナント入れ替え時は空間用途に合わせてグリッド用ライトユニットを交換、三菱電機独自のクイックバネで簡単に取り付け、交換作業が容易となる。