2025.01.09 【電子部品総合特集】全国電子部品流通連合会 各地区協議会の25年取り組み 九州電子流通業協議会(KRP)伴野豪会長 

伴野 会長

半導体投資等の情報共有強化

 九州地区の動きとしては、TSMCの熊本進出により、半導体関連産業において活発な設備投資が行われている。これに伴い、新生シリコンアイランド九州の実現に向け官民が協力している状況となっており、さらに九州全体への経済波及効果も莫大なものになると考えられる。設備投資も多くの企業で進み、堅調な成長が予想される。また、半導体関連の需要増に対応するための物流拠点整備に関する投資も進んでいる状況となっている。

 このような状況を鑑み、九州電子流通業協議会では、他団体との連携を強化し、会員、賛助会員と協力して、より情報を共有できる会にしていきたい。

 1月21日には福岡エレコン交流会、福岡市機械金属工業会と合同賀詞交歓会を予定している。2024年の合同賀詞交歓会では、福岡eスポーツ協会の中島賢一会長を講師に迎え、「eスポーツとビジネス2024~娯楽からスポーツへの進化の軌跡~」と題し、eスポーツに関わるビジネスについて講演を行った。

 その後の活動としては、8月に賀詞交歓会と同じく福岡エレコン交流会、福岡市機械金属工業会と合同で、eスポーツ大会を実施した。このeスポーツ大会では、ドライビング&カーライフシミュレーターのグランツーリスモを用い、参加者は白熱したレースを楽しんだ。懇親会では、会員同士の交流が深まり、情報交換やビジネスチャンスの創出が図られた。

 KRPの活動があまりできていないところがあり、今後はレクリエーションやワークショップを実施して、会員間の交流を深め、協力体制を強化することを目指している。