RYODENの2025年3月期第3四半期（24年4～12月）連結決算は減収減益だった。調整局面の影響が響いた。

　事業別の売上高は、FAシステムが前年同期比8.9％減の353億円。盤メーカー向けの販売は堅調。エンドユーザーやセットメーカーの在庫調整の回復遅れにより主要取扱品の販売は低調だった。

　冷熱ビルシステムは同4.9％増の234億円。冷熱、ビルシステムの両分野ともに堅調だった。

　X-Tech（クロステック）は同68.7％増の65億円。ヘルスケア分野は好調。スマートアグリ分野では収益性の高いスマート農業の実現に向けてサービス構築に取り組んだ。

　エレクトロニクスは同29.1％減の935億円。国内ではメモリーやセンサーICなどの販売がおおむね堅調。産業機器は顧客サイドの在庫調整局面が継続した。海外では中国市場の停滞により民生・産業機器関連向けアナログ半導体などの販売が低調だった。