2025.02.06 24時間無料のセキュリティ診断 GMOが世界初の新サービス開始

GMOセキュリティ24

グループ会社の代表とホワイトハッカー(前列中央:熊谷グループ代表、右隣:イライエの牧田CEO)グループ会社の代表とホワイトハッカー(前列中央:熊谷グループ代表、右隣:イライエの牧田CEO)

 GMOインターネットグループは6日、24時間無料で使える総合ネットセキュリティサービス「GMOセキュリティ24」の提供を開始した。セキュリティ診断とAI(人工知能)チャットによる相談を組み合わせた世界初のサービスとし、セキュリティの新プロジェクト「ネットのセキュリティもGMO」の第1弾として展開する。

 新サービスは、「パスワード漏洩(ろうえい)・Webサイトリスク診断」「セキュリティ相談AIチャットボット」の二つで構成する。

 パスワード漏洩・Webサイトリスク診断は、メールアドレスに紐づいたパスワードの漏洩履歴などが分かる。運営するWebサイトのURLを入力すると、サイトの脆弱性やクラウド利用、なりすまし、盗聴などのセキュリティリスクを診断できる。

 セキュリティ相談AIチャットボットは、セキュリティに関する不安や疑問に回答する。GMOインターネットグループのAIエンジニアが、グループセキュリティ各社の知見を学習させ、特別に訓練して開発したAIだ。

 グループ会社やグループ内に所属するホワイトハッカーの強みや知見を生かした二つのサービスを通じて、誰もが手軽にセキュリティ対策を講じられる環境を整え、より安心なインターネット社会の実現を目指す。

 GMOインターネットグループの熊谷正寿代表は「プロジェクトを通じてインフラ、メディア、金融、暗号資産に並ぶグループ全体の柱の事業にしていき、サイバーセキュリティの企業として最初に思い浮かべてもらえるようになりたい」と意気込みを語った。

 GMOサイバーセキュリティbyイライエの牧田誠CEO(最高経営責任者)は「情報の価値が上がる中、サイバーセキュリティは世界的に大きな課題になっている。まずは知らなかった脆弱性を認識することが対策につながる」とプロジェクトの意義を語った。

 第2弾として3月6日には、東京大学大学院工学系研究科の松尾豊教授などが登壇する「GMOサイバーセキュリティ大会議&表彰式2025」を予定している。