2025.02.07 AGC、12月期連結は増収・赤字
AGCの2024年12月期連結決算は、為替効果で増収だったが、建築ガラスの欧州での価格下落やロシア事業譲渡に伴う影響、オートモーティブ、ライフサイエンスのコスト悪化などで営業減益。ロシア事業譲渡に伴う株式売却損とバイオ医薬品開発製造受託機関(CDMO)の減損損失で純損益は赤字となった。
電子部門の売上高は前期比16.4%増、営業利益は同3倍弱。液晶ディスプレー用ガラス基板は出荷増や価格政策見直しで増収。EUV露光用フォトマスクブランクスなど半導体関連部材やオプトエレクトロニクス用部材の出荷も増え為替効果も寄与した。
25年12月期連結業績は売上高が前期比4%増、営業利益が同19.2%増、純損益は黒転換を予想する。