2025.02.12 東京応化、12月期連結は売上高・全利益最高

 東京応化工業の2024年12月期連結決算は、生成AI(人工知能)による先端半導体の需要増加や中国向け需要拡大により、大幅な増収増益となった。売上高および全ての利益項目で過去最高を更新した。

 部門別売上高は、エレクトロニクス機能材料が前期比22.5%増、高純度化学薬品が同27.1%増となり、それぞれ2割以上増加した。営業利益は、為替効果も利益押し上げに寄与した。

 25年12月期連結業績も2桁の増収増益を計画し、売上高および全ての利益項目で過去最高の更新を見込む。25年度も引き続き、生成AI関連の需要増加で半導体フォトレジストなどの販売増が見込まれるほか、顧客の新工場立ち上げ案件が多いことも高純度化学薬品などの需要を増大させる見通し。通期の設備投資額は過去最高の330億円を計画する。