2025.03.26 【関西エレクトロニクス産業特集】JR大阪駅前、再開発続く グラングリーン大阪南館オープン
21日にオープンした南館
JR大阪駅前では、再開発が続いている。21日には、三菱地所などが進めるうめきた2期地区開発事業「グラングリーン大阪」(大阪市北区)の南館がオープンした。
グラングリーン大阪は、公園やオフィス、ホテルなどからなる複合開発事業。地区面積9万1150平方メートルで北街区と南街区、約4万5000平方メートルのうめきた公園で構成される。
昨年9月には企業や大学などのイノベーション施設やホテル、商業施設などが入る北街区の「北館」とうめきた公園の一部がオープン。既に50以上のイベントを実施し、1000万人が来街している。南館と合わせたオフィスの総貸し付け面積は、約85%が内定見込みとなっている。
南館は、飲食店や物販など55店舗、ホテル2カ所、オフィスなどで構成。国際会議にも対応したカンファレンス施設「コングレスクエア グラングリーン大阪」やヘルスケア製品や測定機器などを展示、体験できる「SLOW AND STEADY」などがある。京セラやタニタなどが出展している。
オープン当日には、4000人が並んだ。三菱地所の中島篤社長は「来月の大阪・関西万博に先駆けてのオープンとなり、国内外のお客さまを迎える準備が整った。大阪から世界に情報発信していけるような街にしていきたい」と話す。
2027年春ごろには、うめきた公園後行工区(ノースパークの一部)がオープンし、27年度に全体まちびらきを予定している。