2025.03.26 【関西エレクトロニクス産業特集】神戸港に新ランドマークエリア開業 1万人規模の多目的アリーナなど

4月4日に開業する「ジーライオンアリーナ神戸」

 神戸港の新港第2突堤に4月4日、新しいランドマークエリア「TOTTEI」が開業する。中核施設でNTT都市開発が開発し、One Bright KOBEが運営する多目的アリーナ「ジーライオンアリーナ神戸」(神戸市中央区)、レストランゾーン、パークエリアなどで構成。アリーナは関西最大級の1万人規模の多目的アリーナで年間100万人強のイベント入場を見込む。

 神戸の発展を100年以上支えた突堤としての名前を継承。港としての文化交流がその上で活発的に行われた歴史を、エンターテインメントという新しい形で実現する思いを込めた。

 アリーナはプロバスケットボールリーグの神戸ストークスのホームゲーム、プロスポーツ、音楽ライブなどを開催。スポーツとエンターテインメント・デジタルを融合し、アリーナを基点とした新たなまちづくりを推進。敷地面積は約2万3700平方メートルで7階建て。

 国内アリーナでは最大級となる常設のLEDビジョンと昇降可能なセンターハングビジョン、全長183メートルの長さのリボンビジョンを採用。国内最大規模アリーナ初のZEB Readyも取得した。

 アリーナに隣接する「TOTTEI PARK内の緑の丘」が4月25日に竣工(しゅんこう)予定。バーベキューなどを提供するレストラン「エンスリーTOTTEI BBQ」が6月20日にオープン予定。パークの予定面積は約6000平方メートル。

 オープンテラスのある複数の飲食店、公園とあわせて日常的なにぎわい創出に取り組む。