2025.03.26 【関西エレクトロニクス産業特集】大阪・関西万博 「関西悠久の歴史と現在」テーマ

関西パビリオンのイメージ(提供=関西広域連合)

関西パビリオン

 「関西広域連合」による関西府県の共同パビリオン。関西広域連合は大阪、京都、兵庫、滋賀、和歌山、奈良、鳥取、徳島の2府6県と四つの政令都市で構成。しかし今回の関西パビリオンには独自に「大阪ヘルスケアパビリオン」を運営する大阪府・市は参加していない。

 関西パビリオンのテーマは「いのち輝く関西悠久の歴史と現在」。奈良や京都をはじめとする関西の悠久の歴史と現在に触れ、感じ、未来の姿を来訪者に描いてもらう、そんな願いを込め出展各府県が創意工夫している。

 万博を契機に会場に足を踏み入れた来場者には、そこから近隣各地を巡ってもらう。いわば関西各地への旅を促すゲートウェイ的存在が関西パビリオン。

 高さ12メートルの吹き抜けのあるエントランスゾーンが展示エリアの入り口。府県の趣向を凝らした展示はさすが「大関西圏」への誘いとなる。

 滋賀県は「母なる湖」のびわ湖の魅力を内外に伝え、京都府は一定期間ごとに展示を入れ替え、京都の魅力を発信する。

 同連合と連携する福井県は「恐竜王国」を前面に打ち出し、恐竜の繁栄・絶滅から未来を見つめる体験型VRで恐竜の世界を満喫できる。

 兵庫県、鳥取県、和歌山県、徳島県もそれぞれ自県の魅力を次世代へ訴える。