2025.04.02 【電機各社トップの新入社員への訓示】情報通信
志を持ち続ける
NEC・森田隆之社長兼CEO 私は大学では法学部で学びNECに入社したが、今の自分を形成しているスキルはほとんど全て、英語も会計もテクノロジーの知識も法律ですら仕事を通して学んだ。2050年、NECは創業150年。失敗も含めて学びにし、世界から必要とされるNECであり続けてほしい。自分たちがそれを担うという志を皆さんには持ち続けてもらいたい。「安全・安心・公平・効率という社会価値を創造し、誰もが人間性を十分に発揮できる持続可能な社会」の実現が、NECがNECであることの「志」。ぜひ、日常の業務を通じてこの意味を理解してほしい。
プロとして高みへ
NECソリューションイノベータ・岩井孝夫社長 今年度から、日本型雇用と言われる「メンバーシップ型」から、適時適所適材を進める「ジョブ型」の人材マネジメントに本格的にシフトする。一人一人がプロフェッショナルとして挑戦し、高みを目指すために、継続的なアップスキルやリスキルに取り組んでほしい。自身の強みを捉え、キャリアを設計し、目標の実現や成功に向けて、自らの価値観や行動でキャリアを積み重ねてほしい。
パーパス実現へ挑戦
富士通・時田隆仁社長 今年6月に創立90周年を迎える。創業以来、変わらないものは「信頼と創造の富士通」というマインドを持ち、人を全ての中心に据えるヒューマンセントリックの考え方で、これまでにない新たなテクノロジーを生み出し、人々の暮らしをより豊かにすることに全力で取り組んでいることだ。2025年度は、この先100周年に続く10年間を、さらなる成長と変革の期間としていくための礎を築く一年。富士通は、皆さん一人一人が思い描く、ありたい姿やパーパスを実現する場でもある。やりたいことを声に出して表明し、パーパス実現に向けて挑戦してほしい。
三愛精神の実践
リコー・大山晃社長 皆さんの持つ新しい視点や価値観が私たちの未来を創る大きな力になる。私たちが変わらず大切にしていることの一つはリコーグループの創業の精神である「三愛精神の実践」。創業者の市村清は「人を愛し、国を愛し、勤めを愛す」という三愛精神を提唱した。いまでも経営の原点として受け継がれている。もう一つは、お客さまの〝はたらく〟に寄り添い続けること。お客さまに貢献し続けるという決意の表明だ。お客さまの働き方は、常に変化し、お役立ちの仕方も常に進化している。新しい感性を持った皆さんに進化の先頭に立ってもらいたい。
思い切り成長を
パナソニック コネクト・樋口泰行CEO 当社は「強くて優しい会社」を目指している。優しい会社とは誰もが自分らしく活躍できることを意味する。強いとは世界で競争に打ち勝ち、お客さまの信頼を得て力強く事業を推進すること。強い会社であることは優しい会社になることの必要条件でもある。皆さんには当社で楽しく、一生懸命に伸び伸びと働いて思い切り成長してほしい。それが会社を成長させる原動力になる。プロとしての厳しさの中でも楽しく、つらいときは協力し、生き生きと活躍してくれることを期待する。
研究の社会価値考える
NTT・島田明社長 NTTの研究者が大事にしている言葉に「知の泉を汲んで研究し、実用化により世に恵を具体的に提供しよう」がある。自身の研究が社会にどのような価値を生み出すかを考えながら、挑戦を続けてほしい。上司や同僚、事業会社、パートナーと知識や技術を共有し、互いに刺激し合いながら、より大きな成果を目指してほしい。一人一人が専門性を磨き、個性を生かしてNTTで、そして世界で大いに活躍されることを心から祈念する。
感じる・学ぶ・考える
NTTデータグループ・佐々木裕社長 ITサービスプロバイダーとしては、世界6位、日本国内ではシェアで1位になり、グローバルトップ企業の仲間入りを果たした。これまで多くの重要なシステム開発を経験し、日本の高い要求水準に応える世界ナンバーワンのエンジニアリング力を持っている。ITを駆使し、企業の変革や社会の変革を実現することが私たちの仕事の醍醐味(だいごみ)。感じる力・学ぶ力・考える力を身に付け、個性と多様性による価値を創出してほしい。次の時代を一緒に創っていきましょう。
志を持って挑戦
富士フイルムホールディングス・後藤禎一社長・CEO 誰もがここで働きたいと思える魅力あふれる会社にしたい。多様な従業員が安心していきいきと働き続けることができる環境づくりを推進し、一人一人の成長を支援していく。富士フイルムグループの幅広いフィールドを存分に使って仲間をつくり、世界に笑顔を届けるために失敗を恐れずに挑戦してほしい。そのために①現地・現物を大切にする②アスピレーション(志)を持って挑戦する—ということを大切にしてほしい。目の前の仕事に真正面から取り組み、皆さんの中に芽生える「これを成し遂げたい」というアスピレーションを、情熱をもって形にしていこう。
挑戦で未来切り開く
富士フイルムビジネスイノベーション・浜直樹社長 お客さまのビジネスに革新を起こし続けることが当社の使命であり、そのためには、価値ある商品・サービスを常に生み出していくことが重要だ。イノベーションの実現には、多様な価値観を持つ従業員一人一人の斬新な発想や成し遂げたいという熱い思いが欠かせない。若い皆さんの大胆かつ柔軟な発想は大きな武器であり、アイデアを具現化するために、挑戦し続けることを期待している。自分を信じて前向きに取り組んでほしい。一人一人の思い切った挑戦が、未来を切り開く原動力だ。
「お客様視点」徹底
富士フイルムビジネスイノベーションジャパン・旗生泰一社長 これから一緒に働く皆さんに、二つのメッセージを送りたい。一つ目は「お客様視点」に徹底的にこだわって仕事をすること。お客さまの成功こそがわれわれの成功であり喜びである、ということを大切にし、一緒に頑張っていこう。二つ目は、学び続けること。市場の変化、技術進化のスピードは、年々速くなっている。そのような環境の中でお客さまに貢献し続けるためには、学ぶ姿勢を持ち、常に自らのスキルを磨き続けることが必要だ。
考えることを慣習化
コニカミノルタ・大幸利充社長 皆さんには最新のものに適応する感性があり、皆さんと会社が向き合って丁寧に機会を提供していけば、どんどん変化し成長していく。皆さんには知識の高い吸収力があり、得られた知識をもとに考え、そして仕事を通じて考えることを慣習化できる。新卒入社である皆さんには、特有のパワーがある。体力、行動力、そして心から共感して実行しようと思ったことに突き進む力がある。会社の持続的成長には、皆さんの力が必要だ。
プロフェッショナリズム
セイコーエプソン・吉田潤吉社長 仕事を通じてチームで成果を生み出していくことが求められるが、その時にぜひ意識してほしいのが「プロフェッショナリズム」と「オーナーシップ」だ。仕事の成果に対して、常にプロとしての自覚が求められる。自分の責任を果たすだけでなく、チームの成果に対しても自分が主体として取り組む、その原動力がこのオーナーシップだ。〝プロフェッショナリズム〟は、仕事に対する誇り。〝オーナーシップ〟は、仕事に対する情熱だ。これによって仕事をする上でのモラルも維持できる。