招待状配布時に顧客と会話

　パナソニック系のキクマ電器（大阪市平野区、二神剛社長）は、2月下旬に開催した春個展で「面談」を重視した招待状配布を推進した。結果、事前売りや当日の商品販売にもつながった。

　二神社長は「面談での招待状の配布は以前に取り組んでいたが、最近は行っていなかった。原点回帰で取り組んだ結果、顧客の反応が非常によかった。今後開催する個展でも面談を継続する」と話す。

　同店では店内での個展を年4回開催している。招待状は毎回約350枚配布している。店内では調理家電の実演や試食などを展開。2月下旬の春個展ではオートクッカ-を活用し、チョコレートのお菓子作りを実演。試食会も行った。来場記念品には店のオリジナルのキャラクターの入ったお菓子をプレゼントした。

　この時の個展では事前準備として、招待状を面談で配布するように心掛けた。「きっかけは年末のカレンダー手配り。これまではポストに入れていただけ。招待状を面談で渡...　　(つづく)