2025.04.17 米AMD、初のCPU国内製造 TSMCのアリゾナ工場で生産へ
【台北ロイター時事】米半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)のリサ・スー最高経営責任者(CEO)は15日、台湾積体電路製造(TSMC)のアリゾナ州の新工場で近くCPU(中央演算処理装置)の生産を開始すると述べた。
AMDが米国で自社製品を製造するのは初めて。トランプ米大統領の就任前から計画していたものだが、ハイテク企業は貿易戦争の激化でサプライチェーン(供給網)を多様化する重要性が一段と増している。
トランプ氏は13日、米国に輸入される半導体への新たな関税率を来週までに発表すると明らかにし、一部企業には柔軟な対応を取る姿勢を示した。
同CEOは台北で記者団に「(データセンター向けのCPUである)当社の新しい第5世代EPYCは非常に好調で、生産を開始する準備が整った」と発言した。
AMDの半導体はこれまで、TSMCの台湾の工場で製造されていた。
アップルと... (つづく)