2025.04.23 FDK、3月期連結は売上高横ばい・大幅増益

　FDKの2025年3月期連結決算は、売上高が横ばいながら大幅増益だった。

　電池事業の売上高は前期比2.6%増、セグメント利益は同4.4倍。ニッケル水素電池が国内外の市販・工業向け、海外車載向けで増え、中国包頭富士電気化学の売上高も加わり設備関連ビジネスが増加。円安効果も加わった。損益面は原材料価格の変動や技術バリュー・エンジニアリングによるコストダウンも寄与した。

　電子事業の売上高は同4.9%減、セグメント利益は同17.9%減。スイッチング電源やトナーが減少した。

　今期連結業績は前期に比べ売上高5%減、営業利益0.4%増を見込む。