2025.05.13 日本ケミコン、3月期連結は減収・営業減益

 日本ケミコンの2025年3月期連結決算は、産機関連市場での在庫調整長期化などが響き、2桁の減収・営業減益となった。

 コンデンサーセグメントの売上高は、前期比19.0%減の1180億円2200万円となった。

 生成AI(人工知能)サーバーを含むサーバー需要が堅調に推移したが、米国による関税引き上げ政策などの先行き不透明感から3月中旬以降に出荷が急激に低迷したことや、為替差損計上による営業外損益の悪化などにより、従来の計画を下回った。

 今期連結業績は大幅な増収増益を計画し、営業利益は前期比2倍強を見込む。