2025.05.15 【ルームエアコン特集】パナソニック 「エオリア」Xシリーズ 冷房時の最小出力を実現

「エオリア」Xシリーズ25年モデル

 パナソニックは、ルームエアコンのハイエンドモデル「エオリア」Xシリーズ(1月発売)の提案に力を入れる。

 新開発の「エコロータリー コンプレッサー」(9.0kWクラスを除く200V機種に搭載)で、冷房運転時の最小出力0.3kWを実現し、設定温度到達後の室温安定時に運転オン・オフの頻度を抑え、快適な室温・湿度のキープと消費電力量削減を両立する。

 昨今の物価高、電気代高騰を受け、省エネニーズが高まる一方、厳しい暑さのために長時間のつけっぱなし運転が増加傾向にある。

 Xシリーズは、冷房において設定温度到達後に、少ないパワーで運転する割合が多いことに着目し、コンプレッサー構造を刷新したエコロータリー コンプレッサーを採用。

 冷房運転時の最小出力を約40%低減、非搭載機種でも約25%低減させ、同社エアコン初の最小出力0.3kWを実現した(9.0kW除く)。

 最小出力を下げることで、設定温度を維持するための運転オン・オフの頻度が抑えられ、温度や湿度の変化を少なくできる。長時間運転でも快適さをキープしながら消費電力量を抑えられる。

 また、フィルター掃除や熱交換器の洗浄、ナノイーX内部クリーンまで、エオリアが備える清潔機能をワンボタンで一括して行える「集中おそうじ」機能を新たに搭載。エアコンを清潔に保つだけでなく、エアコンを使い始める時の気になる臭いを低減する。

 ほかにも、以前から好評のエネチャージ、エコインバーター制御も合わせた三つの省エネ技術を搭載し、エアコンの長時間使用や今後広がる高気密高断熱住宅にも最適な機種となっている。

 暑さ指数(WBGT)を参考に部屋の温度・湿度を見張って、自動で冷房をスタートする「室温みはり」(新制御)も搭載している。