2025.05.15 【ルームエアコン特集】富士通ゼネラル 「ノクリア」25年モデル 温湿度を制御し快適環境

Wシリーズ

 富士通ゼネラルは本格的な夏の到来を前に、省エネ性能と清潔性を前面に出し、主力ルームエアコン「ノクリア」2025年モデルをアピールする。

 部屋の状況に合わせて温湿度を制御し快適な室内環境を年間通じて実現するフラッグシップのXシリーズ、上位のZシリーズに加え、高い省エネ性能と清潔性を備えたミドルクラスのW/Lシリーズで、幅広いニーズに応えていく計画だ。

 Xシリーズは、温度と速さの違う2種類の気流を制御する「ハイブリッド気流」で常に部屋中を心地良い温度に保つ。部屋の形が縦長や横長、二間続きなどでも快適な環境を実現する。

 X/Zシリーズとも「ダブルウイングフラップ」により、冷房時は気流を持ち上げて素早く部屋の隅々まで快適な温度にする。冷房運転中は設定温度に到達する前に「再熱除湿」制御に自動で切り替え、設定温度を保ちつつ蒸し暑さを抑える。

 ミドルクラスのW/Lシリーズは清潔機能を強化するとともに、高い省エネ性を実現。特に室内機のメンテナンス性を大幅に高めた。汚れがたまりやすい吹き出し口の上下風向板と左右風向板に加えて、業界で初めて送風路パネルまで取り外して水洗いできるようにした。

 省エネ性能も高めた。W/Lシリーズともに6畳から23畳までの全機種で27年度省エネ基準を100%達成。人の動きを検知するセンサーを活用した「自動ECO」機能で生活に合わせた省エネ運転も可能だ。

 清潔機能として、熱交換器加熱除菌、カビ抑制タイマー、フィルター自動おそうじの三つをエアコン自身が自動で判断して行う「まるごとクリーンタイマー」を上位機に搭載しているが、今回Wシリーズにも採用した。

 W/Lシリーズは室内機端子台の位置を見直し、隠蔽(いんぺい)配管した場合の配線の長さ不足を解消。買い替え時の施工負荷を大幅に軽減した。