2025.05.26 中国CATLが大型EVトラック向け電池交換パックを発表 交換ステーションも整備
大型トラック用電池交換ステーション拡充を目指すCATL
中国のCATL(寧徳時代新能源科技)は、大型トラック向けの標準化電池交換パック「75#」を発表した。曽毓群会長が山西省大同市のイベントで明らかにした。年内には75#電池を用いた300カ所の大型トラック用電池交換ステーションを13の主要都市に設置するという。
CATLは上海蔚来汽車(NIO)同様、電池交換方式の電気自動車(EV)を販売している。最近ではNIOの電池交換サービス事業買収のうわさが飛び交うほど、電池交換事業に力を入れてきた。昨年末には乗用車向けの標準化電池パック「20#」と「25#」の2種類を発表、2025年には乗用車向けの電池交換ステーション1000カ所の設置計画を発表している。
これまで乗用車中心の電池交換サービス事業だったが、今回の発表は大型トラック向けの交換用電池パック。
大同市で先週行われたイベントで曾会長が大型トラック向けの電池交換パック75#を発表、今後大型トラック分野でも、電池交換需要が高まってくると述べた。75#は寿命が15年または約280万キロメートルの走行。このため、頻繁な充電や放電による容量劣化を大幅に軽減、大型トラックの運行効率を向上させる。
コスト効... (つづく)