パナソニック エレクトリックワークス社は、ワイヤレスで簡単にオートロック化できるワイヤレスインターホンシステム「AirEZ（エアイーズ）」の提案を加速する。

　最大45住戸までの小規模マンション・アパートを後付けでオートロック物件にでき、安心・安全な暮らしのニーズに対応する。省施工のため導入コストを抑えながら、賃貸物件の資産価値向上にも貢献できる。製品コンクールでは日本電設工業協会奨励賞を受賞した。

　近年、住まいを探す条件として、住まい探しサイトで「オートロック」有りが重視されるが、既存物件のオートロック対応は新規配線の必要があるなど、手間やコストがかかり普及が遅れている。

　AirEZは、ロビーインターホンと各住戸をつなぐ幹線配線をワイヤレス化。配線工事が困難な物件でも費用を抑え、省施工で簡単にオートロック対応にできる。

　全住戸に対して無線通信で接続するため、住戸内親機への新規配線は不要。無線通信は「DECT準拠方式（1.9ギガヘルツ帯）」を採用、「無線LAN方式（2.4Gギガヘルツ帯）」を用いたワイヤレス機器との干渉がなく、クリアな映像・音声通話ができる。

　また、共用部に設置するワイヤレス送受信器と各住戸前にあるドアホン子器が無線通信、ドアホン子器と室内のインターホン親機間は既設の2線式配線を利用するため、インターホン取り換えのため従来のように住戸内に入っての現地調査も不要となる。

　来訪者の呼び出し時に用件を確認できる「あんしん応答機能」も搭載。来訪者の呼び出しに、応答する前に名前と要件を確認できるため、居住者が応答することなく用件が分かり、セキュリティー性が高まる。