2025.07.23 【TECHNO-FRONTIER特集】諏訪三社電機 「DX社会を支えるカスタム電源」
DX中継基板などを出展する
諏訪三社電機のブースのテーマは「DX社会を支えるカスタム電源」。同社のカスタム電源がさまざまなシーンで使用されている状況下、DXを見えない電源技術で支えていることを「電源システム展」で紹介。DXを支援するソリューションや医療機器、産業機器向け電源のほか、屋外の電力ソリューションとして独立電源も披露する。
DX支援は電源単体だけでなく、サーバーとのシステム開発、ソフトウエア、基板設計などDX化に関連する機器を含めて提案できることを訴える。IoT化によるデータ分析システム構築など各種装置・設備のDX化対応できるサポート力をアピール。医療機器、ロボット搬送機、充電器・バッテリー、各種産業機器メーカーなどに幅広く提案する。
医療機器用電源ではこれまでに培った技術や実績を紹介。画像診断装置用電源のノイズ低減・バックアップが必要な医療機器のカスタム電源を展示。顧客の要望に対応できるフレキシブルな生産対応、長期供給・長期サポートができることも訴求。豊富な充放電回路設計実績によるバッテリーバックアップ電源の開発実績をパネルで解説する。
産業機器用電源では瞬停対策や防じん・防滴仕様、高温、湿気対策ができるカスタム電源を提案。工場など過酷な環境下で使用するロボット向けなど産業設備に導入できる電源を紹介。会場では実機を用意し提案する。
定電流機能付き電源では、小型で軽量な「ASP5800」を披露。サイズは270×390×110ミリメートル。リチウム電池への急速充電に対応可能でAGV・AMRの充電ステーションや搬送機、フォークリフトなどの充電に適した電源を展示。
また、電源確保が難しい屋外などに対応した独立電源を披露。ソラコムのクラウドカメラと連携したシステムで初めて披露する。MPPT制御による高効率な充電が可能で、太陽光パネルと組み合わせることで商用電源がなくても発電できる。