2025.07.24 三井化学、細胞培養ウェルプレート新製品上市 高酸素透過性、正確なスクリーニング結果提供
ヒト膵がん患者由来オルガノイドの増殖試験(8日後)。(a)InnoCellプレートNタイプ、(b)既存ポリスチレン製プレート(提供=大阪国際がんセンターの平塚徹チームリーダー)
三井化学は、自社のユニークな素材と精密加工技術を組み合わせた、高酸素透過性を有する細胞培養ウェルプレート「InnoCell」を新製品として上市した。
近年、医薬品開発では、低分子医薬から抗体、核酸医薬、加えて遺伝子および細胞治療といった再生医療の領域に至るまで、創薬モダリティーの多様化が急速に進展。米国食品医薬品局は先頃、新薬の臨床までに実施してきた動物試験を段階的に廃止し、ヒト由来の細胞を体外で培養したミニ器官(オルガノイ... (つづく)