FUJIの2026年3月期第1四半期（25年4～6月）連結決算は、売上高が前年同期比33.7％増の415億2100万円、営業利益が同61.6％増の51億9900万円、経常利益が同42.8％増の56億3100万円、純利益が115.3％増の56億8300万円となった。売上高は四半期では過去最高を計上した。

　セグメント別の業績は、実装機を中心としたロボットソリューション事業の売上高が同36.1％増の384億4800万円、営業利益が同55.0％増の61億7800万円。中国やインド、ベトナムを中心としたアジア地域でスマートフォン関連の旺盛な設備需要がみられた。自動車関連の設備需要も堅調に推移した。

　工作機械を手掛けるマシンツール事業の売上高は同8.7％増の26億3000万円、営業利益が同255.1％増の1億2200万円。米国における設備需要は伸び悩んだが、日本、中国で一定程度の自動車関連設備需要があった。

　連結業績の予想ではアジア地域における短納期の設備需要を踏まえ、第2四半期・通期いずれも上方修正。欧米での需要低迷により通期の利益は据え置きとした。