2025.08.05 ダイキン工業の4~6月連結 全利益で過去最高

 ダイキン工業の2026年3月期第1四半期(25年4~6月)連結決算は、営業利益が過去最高となる前年同期比5.1%増の1213億円となったほか、経常利益同13.0%増の1189億円、当期純利益同29.2%の815億円となり全項目で過去最高益となった。

 営業利益ベースで、為替影響75億円や、トランプ関税影響75億円含む原材料・物流費210億円、固定費160億円のマイナスを、コストダウン、省エネ製品など付加価値製品の拡販、売価アップ、販売網強化といった一連の施策で504億円の打ち返しを図り、マイナス要因をカバーした。

 売上高については同3.0%減の1兆2138億円と減少した。為替影響を除くと同2%増と伸長。海外、とりわけ米国では現地通貨ベースで増加している。

 空調・冷凍機事業の売上高は、同3.1%減の1兆1327億、営業利益が同9.9%増の1147億円だった。米国・日本が伸長した。