2025.08.07 堀場製作所の1~6月連結 売上高など過去最高
堀場製作所の2025年12月期第2四半期(1~6月)連結決算は、売上高が前年同期比4.4%増の1489億4300万円、営業利益同17.6%増の218億9300万円、経常利益同16.9%増の225億2900万円、純利益同20.6%増の158億5900万円となった。売上高、営業利益、経常利益は第2四半期ベースで過去最高を更新した。
エネルギー・環境フィールドは、米州と欧州でハイブリッド車開発向けに排ガス計測システムなどの自動車関連事業の販売が増加し増収、営業利益は黒字転換。バイオ・ヘルスケアフィールドは、米州とアジアで検体検査装置の販売が減少。研究開発投資を増加させたことで減収、赤字拡大。先端材料・半導体フィールドは、生成AI(人工知能)などの先端半導体関連需要がけん引し、アジアの半導体製造装置メーカー向けの販売が増加し増収増益だった。
通期連結業績予想は前回の発表数値を据え置いた。「米国関税は現段階で影響が少ない。コストダウンなどで対応する」(足立正之社長)という。