2025.08.08 チノーの4~6月連結 19%増収・44%減益
チノーの2026年3月期第1四半期(25年4~6月)連結決算は、売上高が前年同期比19.1%増の69億500万円、営業利益同1.9%減の3億5100万円、経常利益同18.9%減の3億5400万円、純利益同43.7%減の1億1400万円となった。
全セグメントで増収したが、計装システムセグメントの複数の個別案件における利益率悪化が減益要因。利益率の悪化は第2四半期以降、継続しない見通し。
セグメント別の業績は、計測制御機器の売上高が同6.5%増の22億500万円、セグメント利益が同41.3%増の3億4000万円。半導体・電子部品の製造設備や熱処理加工向けを中心に需要が堅調だった。
計装システムの売上高は同41.6%増の24億1500万円、セグメント利益は同85.4%減の3200万円。評価試験装置の売り上げを中心に増収。個別案件の利益率の悪化により減益となった。
センサーの売上高は同14.3%増の20億3300万円、セグメント利益は同28.9%増の3億9500万円。半導体・電子部品の製造装置向けが堅調。グループ会社の船舶向け温度センサーなどの売り上げも好調だった。
連結業績予想に変更はなく、第2四半期、通期でも増収を見込む。