2025.10.03 近総通、「受信環境クリーン月間」キックオフ テレビやラジオの受信障害防止へ
関係者がリーフレットを配布した
近畿総合通信局(野水学局長)と近畿受信環境クリーン協議会(戸出英樹会長=大阪公立大学大学院情報学研究科教授)が、テレビやラジオの受信障害防止に向けた広報活動に力を入れている。10月は「受信環境クリーン月間」で、1日には天神橋筋商店街(大阪市北区)でキックオフセレモニーを実施。野水局長や戸出会長らが参加し、クリーン月間の開始を宣言した。
受信環境クリーン月間は、受信環境クリーン中央協議会が1955年から実施している。期間中、放送電波受信障害防止に向けた活動を全国で重点的に展開する。
セレモニーに登壇した野水局長は「協議会との連携を強くし、国民の皆さまが安心して放送を見聞きできる環境を確保していけるよう取り組んでいく」と話した。
その後、戸出会長の宣言で月間がスタート。野水局長や戸出会長らが受信障害の見分け方や対処法を記載したリーフレットを手配りした。
近畿管内では前年度、テレビやラジオの受信トラブルに関する相談が3000件ほど寄せられた。そのうち9割ほどは、受信機の故障など設備不良が原因。自分で確認する方法を知ってもらうことで、災害時にも役立つことを訴求していく。
会場では、テレビやラジオの受信障害に関する相談コーナーの開設や受信環境クリーン図案コンクールの入賞・入選作品の展示も行った。
リーフレットは、6日まで近畿管内の主要駅6カ所で1200枚配布する。テレビやラジオでのスポットコマーシャルの放送なども行い、周知・啓発に努める。