2025.10.09 パナソニック、テクニクスのターンテーブル新製品 エントリーモデル発売へ

高いデザイン性とアナログレコードの高音質な再生を実現したSL-50C

 パナソニックは、テクニクスブランドのダイレクトドライブターンテーブル「SL-50C」(オープン/市場想定価格=税込み9万9000円前後)を10月下旬から発売する。プレミアムクラスの新製品で、高いデザイン性とアナログレコードの高音質な再生を実現している。

 新製品は、テクニクスのターンテーブルを体現するダイレクトドライブの技術を受け継ぎつつ、インテリアに溶け込むデザイン性とカラーリング、設置しやすいコンパクト設計を採用。より身近にアナログレコードを楽しめるモデルとなっている。

 本体のカラーは、インテリアにマッチするテラコッタブラウン、ブラック、グレーの3色で展開。また、MM型カートリッジ(ortofon 2M Red)を付属し、フォノイコライザーを内蔵した。

 フォノイコライザーを搭載していないアンプやアクティブスピーカーへ直接接続できるため、初めてアナログレコードを楽しみたい人でも簡単にセットアップできる。

 デザイン性や設置性を重視しつつ、テクニクスの設計思想を継承した「コアレス・ダイレクトドライブ・モーター」を採用。上位クラスと同等のワウ・フラッター0.025%(W.R.M.S.)の回転精度で、妥協しない本格的な音質のアナログ再生を実現する。

 メインシャシーはMDFを採用し、プラッターはアルミダイカストを採用することで、高い強度も確保した。

 近年、音楽配信サービスやハイレゾ音源が普及する一方で、アナログレコードの生産枚数が前年比117%を記録(日本レコード協会調べ)するなど、音楽の楽しみ方が多様化している。

 アナログレコードを楽しめるターンテーブルは、音楽愛好家にとどまらず、若年層でも関心が高まっており、新製品を新たなエントリーモデルとして、アナログレコードを手軽に楽しみたい人に提案する。