2025.11.26 「曲がらない」超耐久ペロブスカイト、コスト数分の1、兵庫県立大・伊藤教授

 兵庫県立大学は、印刷技術で製造できる超耐久型ペロブスカイト太陽電池(PSC)の研究を進めている。PSCの長所として注目を浴びる、薄く曲がるといった特徴にこだわらず、柔軟な樹脂フィルムでなく固いガラス基板を使い、メガソーラーなどでシリコン太陽電池の置き換えを狙う。樹脂フィルムを使った製品に比べ数分の1の価格も見込めるという。

 この研究は同大学院 材料・放射光工学専攻 材料電気化学研究グループの伊藤省吾教授が主導する。伊藤教授は...  (つづく)