2025.10.24 青森県、台北で投資誘致 宮下知事が魅力アピール
「青森立地産業博覧会 in Taiwan」の開幕式で挨拶する宮下知事
青森県は21日、台北市内のホテルで「青森立地産業博覧会 in Taiwan」を開催した。半導体関連産業を含む台湾企業24社、28人の代表者が参加した。博覧会は青森県の宮下宗一郎知事の挨拶に続き、台湾発着の直行便の運航状況や、県内各工業団地や投資環境について青森県の紹介がスタッフから行われた。
宮下知事と新竹科学園区管理局の胡世民局長による対談も行われた。胡局長は対談で「台湾は、行政支援や産業研究開発、人材育成といった政府のワンストップ政策が台湾産業の安定した発展を支えてきた。半導体製造に加え、今後はAI(人工知能)・スマート医療・ロボット分野のスタートアップによる実装など、台日双方が多領域で協力し、共に発展していくことを期待している」と話した。
その後、青森県平川市に工場を構える、半導体やFPDの検査、測定機器の開発・製造を行う日本マイクロニクスの台湾子会社、美科樂電子股份有限公司の林昇衍総経理が基調講演を実施。林総経理は投資企業の立場から、青森県民の謙虚で強い志を持つ気質、地理的優位性、自治体と教育機関の密接な連携を紹介し、青森県が産業発展に大きな可能性を持つ地域であることを紹介した。
青森県商工会連合会を代表して倉橋純造会長は「青森県は静謐(せいひつ)な環境と確かな技術基盤を有しており、台湾企業が次なる飛躍を目指す舞台になると確信している。ぜひ青森への投資・進出を検討していただき、新たな価値を共に創造し、世界へ発信していきたいと考えている」と挨拶した。 青森県は今回のイベントを契機として、台湾企業との連携を一層強化し、半導体をはじめとする成長分野における積極的な投資誘致活動を推進していく考えだ。









