電子部品などのインターネット通販を主力とするエレクトロニクス商社、オンラインディストリビューターの世界大手である米DigiKey（ディジ・キー）が、300人規模のインド拠点を本格始動させた。情報通信、電子産業の集積地として知られる同国南西部のカルナータカ州ベンガルール市に所在する。

　同社は10月末、インド法人Digi-Key Electronics & Automation Tradingの設立を発表。ベンガルールにGlobal Capability Center（GCC）と呼ぶ施設を開所する方針を明らかにした。これによりDigiKeyグループの4700人以上の人員にインドから新たに300人が加わった。インドの人員は世界各地域の事業の支援にあたるという。

　GCCの開所は、電子産業が急成長し多数の人材を輩出するインド市場に長期にわたって関与する戦略を反映した形。同拠点でのさらなる従業員の採用と、能力の拡大も示唆している。