2025.11.13 東京応化工業の25年1~9月期、大幅増収増益 生成AI関連向けなどが業績をけん引

 東京応化工業の2025年12月期第3四半期(25年1~9月)連結決算は、生成AI(人工知能)関連向け需要などが好調に推移し、大幅な増収増益となった。売上高が前年同期比17.9%増の1727億7900万円、営業利益が同37.2%増の318億9300万円、経常利益が同36.3%増の327億5800万円、当期純利益が同41.1%増の220億6400万円。同期の営業利益率は18.4%に上昇した。

 売上高は、スマートフォン需要が低調だったものの、生成AI関連向けの需要が好調に推移し、さらにパソコンの買い替え需要も堅調に推移したことにより、エレクトロニクス機能材料、高純度化学薬品ともに大幅な増収となった。部門別売り上げは、エレクトロニクス機能材料が同14.9%増の909億200万円、高純度化学薬品が同21.2%増の798億6900万円、その他が同31.0%増の20億700万円。

 通期連結業績は従来予想を据え置いた。売上高・営業利益ともに通期で過去最高の更新を見込む。