2025.11.14 男女平等参画の推進に向けた実証に関する協定締結 苫小牧市とパナソニック

11月10日に行われた締結式(左がくらしアプライアンス社 キッチン空間事業部の澤近京一郎食洗機SBU長、右が苫小牧市の金澤俊市長)

 北海道苫小牧市とパナソニック くらしアプライアンス社は、苫小牧市が掲げる市民一人ひとりが性別にかかわらず能力を発揮できる社会の実現に向け共同で取り組むことに合意し、協定を締結した。

 苫小牧市では、「結婚の希望を叶え、安心して出産・子育てができる環境の整備」や「あらゆる分野における男女平等参画の推進」などの方針を掲げ、市民主体のまちづくりに取り組んでいる。

 今回の合意では、家事の負担軽減や家事シェア促進、ワークライフバランスの実現を目的として、食器洗い乾燥機(食洗機)を活用した実証実験を実施する。

 食洗機を市民に無償で貸与し、家事の負担軽減に対する効果や家事シェア促進への影響などの調査分析を共同で行う。

 実証に用いる卓上型食器洗い乾燥機「スリム食洗機」NP-TSP1 は、本体奥行約34.1cmのスリム設計を採用。

 キッチンのシンク横スペースに置けるなど省スペースに配慮する一方、一度に約4人分、24点の食器が洗える容量を備える。

 直径26cmのフライパンやまな板・包丁などの調理器具も洗浄可能だ。また、分岐水栓の取り付け不要なタンク式のため、手軽に使用できる。

 今後、両者は実証事業を通じて得られた結果を活用し、より一層の男女平等参画の推進に関わる支援ニーズの把握を図り、新たな政策を検討していく。

 スリム食洗機の活用で、家事負担の軽減による家庭内のゆとり創出や、家族が家事シェアしやすい家庭内の環境構築、ワークライフバランスの向上、といった効果を想定している。

 実証期間は2025年12月15日(商品引渡し後から)~26年3月13日。現在参加する世帯を募集している。募集は11月25日まで同市ホームページで受け付けている。募集は25世帯(応募多数の場合、抽選で決定)。