2025.11.17 【EdgeTech+特集】イーソル SDVを支えるソフトウエアソリューション提供 「フルスタックエンジニアリング」を訴求
自動バレーパーキングシステムの構成
イーソルは、リアルタイムOS(基本ソフト)を中核とし、ソフトウエアプラットフォームに関連するソフトウエア製品とエンジニアリングサービスを中心に事業を展開している。
マルチカーネルなどのOS技術をベースとした独自OS「eMCOS(エムコス)」は、シングルコアからマルチコアプロセッサーまで幅広くサポート。ソフト開発の全領域をカバーし、ツールチェーンやプロセスまで含めトータルに提供する「Full Stack Engineering(FSE)」で幅広い分野の技術革新を支えている。
展示では、FSEで実現するSDV(ソフトウエア定義車両)ソリューションを活用したデモンストレーションを用意。一例として、専用のスマートフォンアプリを通じて車両に指示を与え、自動で駐車スペースから出入庫する自動バレーパーキングシステムを構築。車載向けSoC(システム・オン・チップ)上にSDVプラットフォームやOSを搭載し、MCU(マイコン)上に各種制御ソフトを動作させるコントロールプラットフォームを載せるなどして構成している。車両に指示を与えるモバイル機器にもGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)アプリケーションなどを搭載する。
同社はAUTOSARやROSといった業界標準技術の仕様策定にも参画。ブースでは、AUTOSAR製品も幅広く紹介する。SDV時代に必須となるソフトウエア更新ソリューションなどを提案し、OEMやサプライヤーの開発を支援する。
また、リアルタイム処理技術、HPC、安全性を確保する車載ECU製品に対し、AUTOSAR準拠の車載プラットフォームソフトウエアと関連製品を「AUBIST」として提供する。AUTOSAR Classic Platformと同Adaptive Platformの両仕様に準拠したAUBISTによるOTAプラットフォームをパネルで紹介する。高い信頼性と柔軟性を備えたOTAソリューションにより開発期間を短縮し、OEMやサプライヤーの多様な要件にも迅速に対応する。









