2025.11.27 セマンティックカメラの社会実装に向けハッカソン開催 シャープ
「Semantic Cameraで未来を創ろう!」をテーマにオンラインでハッカソンを開催する
シャープは、2025年12月22日~26年1月5日の期間で、動画から要素を抽出しデータ容量が小さい情報の形で残す「セマンティックカメラ」をテーマにしたハッカソン「Semantic Cameraで未来を創ろう!」をオンラインで開催する。
セマンティックカメラは、撮影した静止画または動画から要素を抽出し、情報のみを残すカメラ。画像/映像データを転送・処理しないことから、データ容量が小さくなる利点がある。
画像・映像がないためプライバシーも保護され、浴室内での転倒事故の検知といった幅広い用途での活用が期待されている。
ハッカソンでは、「イエナカ」「車の中」「職場」「店舗」の四つの利用領域に、セマンティックカメラ単体や生成AI(人工知能)とのトータルシステム、トータルソリューションなどの新たなユースケースを体感できるPoC(概念実証)に向け、アイデア創出とその試作に挑戦してもらう。
開発テーマは、生成AIから、QOL(Quality of Life)、エンターテインメントまで、自由に設定できる。参加資格は、生成AIに関わるエンジニアやデザイナーはもとより、スタートアップやアカデミアなど、業種・職種を問わずチーム、法人、個人が参加できる。
クラウドや生成AI計算環境、アプリケーションなどの開発環境やセマンティックカメラ(試作モデル)はシャープが用意する。
同ハッカソンでの開発成果は、審査の上、26年1月の表彰式(大阪市内で開催予定)で発表する。最優秀賞の受賞チームには、賞品として65型テレビ「AQUOS(アクオス)」を授与する。応募期間は、11月26日~12月10日23時59分。
優れた成果を残したチームには、今後の共同開発やシャープからの出資、アクセラレーション支援なども検討する予定。
今回の取り組みは、同社が参画するAI開発を支援する協同アライアンス「Enable AI Foundry(EAI)」の活動の一環。
同社では急速に進化するAI時代にあって、2000年代初頭からAIoT家電に取り組み、23年からは独自のエッジAI技術「CE-LLM(Communication Edge-LLM)」の開発をスタート。人々がAIを使いこなすためのインターフェース技術として、人とAI、クラウドAIとエッジAIをつなぎ、人に寄り添ったコミュニケーションAIが生活やビジネスシーンに自然に溶け込む世界の実現を目指している。
同社の伊藤典男研究開発本部長は「今後AIがフィジカルAIへと進化する中、当社はCE-LLMの開発に取り組み、続々対応商品を投入している。EAIの活動の一環としてハッカソンを開催することで、新たな製品・サービス創出に期待したい。腕に覚えのある方は是ぜひ加していただきたい」と語っている。









