2025.12.17 政府、30 年開催のリヤド万博へ公式参加へ 大阪・関西万博の成果を継承

大阪・関西万博の閉会式、リヤドへ引き継ぐ(ERCのHPから)

 政府は16日、2030年にサウジアラビアの首都リヤドで開かれる国際博覧会(リヤド万博)へ公式参加することを閣議了解した。幹事省は経済産業省、副幹事省が農林水産省と国土交通省に決まり、日本貿易振興機構(JETRO)が公式参加することも了解された。リヤド万博のテーマは「Foresight for Tomorrow(あすを見通す力)」。会期は、30年10月1日から31年3月31日。

 経産省では、今年開かれた「大阪・関西万博」での成果を継承していく意味でも、リヤド万博に参加することで国際社会における責務を果たしたい考えだ。リヤド万博の運営事業体「EXPO2030 Riyadh Company(ERC)」のタラル・アル‐マリCEOは、大阪・関西万博の閉会メッセージで、「2025年日本国際博覧会協会、大阪府市、参加国などから多くのことを学んだ」と語り、リヤド博へ継承していく考えを明らかにしている。

 ERCによると、リヤド万博への入場者数は約4200万人を見込み、世界197カ国と29の国際機関が参加する予定。さらに、パビリオンの数は230以上に達する見込みという。