自動認識ソリューションを手がけるサトーは16日、次世代フラッグシップモデルとなる産業用プリンター「スキャントロニクス」2機種を2026年1月26日から順次、日本国内と海外で発売すると発表した。

　新プリンター「CL4-SXR」と「CL6-SXR」は、従来機と比較して高速・高精度の印字性能を実現し、先進的なセンサー、新ユーザーインタフェース（UI）、人工知能（AI）を活用した予兆保守機能を搭載。DX（デジタルトランスフォーメーション）が進む現場や人手不足下の作業環境での利便性向上を図った。

　製品開発に当たっては、「Simple & Solid + Smart」という設計コンセプトを採用し、高速化・高精度化・耐環境性・操作性・予兆保守・環境配慮の各要素を総合的に高めることを目指した。現場の多様なニーズに対応する総合性能の頂点を狙ったモデルと位置付ける。

　主な機能としては、精度実力値±0.3mmの高精度印字、203dpiで最大18ips（インチ毎秒）の高速印字、薄いラベルや強い接着剤にも対応可能な新構造「剥離ユニット」、直感操作が可能な4.3インチカラータッチパネルとスピーカー搭載。人工知能（AI）を活用した予兆保守による安定稼働支援、再生樹脂34％採用や無駄印刷を抑える環境配慮機能などを備える。