三菱電機LE九州支社は、岐阜県中津川市の三菱電機中津川製作所で「第48回九州地区冷熱電住VIP店大会」と第47回コンテスト感謝式を開催し、空調冷熱事業部の方針を示した。

　佐藤厚取締役九州支社長は、上期は堅調な空冷品に加え、業務用ロスナイや換気扇、LED照明がけん引して前期比105.8％を達成したと説明。今後も空調・低温分野に注力する考えを示した。新政権の重点分野である防衛・通信インフラやAI（人工知能）半導体、エネルギー関連にも触れ「追い風になる」と協力を呼びかけた。

　中條孝取締役社長は「高度成長期から50年がたち、保全・入れ替え需要が増加している。モノからコトへ、満足度を高める提案に注力していく」と強調した。

　北西靖志空調冷熱システム事業部長は、会員制サイト「MELVIP」やライフサイクルソリューションを紹介し、「常時遠隔監視システムで効率的な危機管理を」と訴えた。

　また、奥村隆志電材住設家電計画部長は「既築需要へのシフトは大きなチャンス」とし、照明・換気扇・エコキュートなどの戦略を説明。永石俊郎中津川製作所営業部長は、省エネ・省施工をキーワードにロスナイの新商品やパーシャルリノベーションを紹介し「更新需要を掘り起こす」と語った。