2026.01.05 中国USI、ベトナムに第2工場増設へ 北米の光通信需要に対応

ベトナムに第2工場の建設を決めた中国のUSI(写真は既に稼働中の第1工場)

 中国のEMS(電子機器受託製造サービス)大手、環旭電子(ユニバーサル・サイエンティフィック・インダストリアル、USI)は、北米での光トランシーバーの需要増に対応するため、ベトナムのハイフォンに国内2番目の工場建設を決めた。USIは台湾の半導体パッケージング大手ASEの傘下にある。

 USIは第2工場を建設するため、サイゴン‐ハイフォン工業団地会社(SHP)との間で、ハイフォンのTrang Due(トランズー)工業団地の一部工場用地の取得で、25年12月に調印した。

 USIによると、ハイフォンの新工場は、800G/1.6T速度のシリコンフォトニクスベースの光トランシーバーを月間10万個ベースで生産する予定。光トランシーバーはネットワーク機器と光ファイバーを接続する変換器の一種。

 今回の計画は「第2工場の拡張」という位置付けで、オプティカル・エンジン、トランシーバーアッセンブリー、最終試験などを統合した最新の工程を装備。北米市場を満足させる生産体制にする。

 同社の第1工場は、第2工場とは別に、DEEPCハイフォン工業団地に建設され、敷地面積は5.4万㎡。21年に稼働を開始し、スマートウオッチ用SiPモジュールなどを生産。25年の売上高は、8億ドル強と見込まれている。

 第2工場は、SHPとの間で土地取得について正式調印したばかり。USIは投資額を公表していないが、第1、第2工場を合わせて2億9000万ドルと予想されている。第2工場の稼働時期についても、当初は昨年9月の予定だったが、その後は公表されていない。