2026.01.14 玄関子機にAI検知機能 パナソニック、テレビドアホン新製品に実装へ
ドアホンによるAI防犯のイメージ① AI人検知による玄関前の見張り番
パナソニック エンターテインメント&コミュニケーションは、テレビドアホンの防犯機能拡充に向け、玄関子機用にAI(人工知能)による人検知・顔認証機能を開発した。2026年に発売予定の新製品から順次搭載し、将来的には全機種への標準搭載も検討。身近なテレビドアホンによるAI防犯機能として不審者の監視や来客対応時のリスク低減を図り、住宅における防犯対策の一つとして普及拡大を目指していく。
新機能は、AI を活用して玄関前をうろつく不審者や侵入者を検知するほか、来訪者に応じた自動応答を可能にするもの。
近年、空き巣など「住宅を対象とした侵入窃盗」が増加傾向に転じている。不在時だけでなく、在宅時でも一般住宅の「侵入犯罪」が発生しているほか、「自動車の盗難」が多発している地域もみられ、犯罪の手口が巧妙かつ凶悪化している。
このため、防犯意識を高め、住宅の防犯対策の強化がより一層重要となる。一方で、同社が実施した防犯意識のアンケート(25年9月/N=4700)では、3割を超える人が防犯対策を行っていないと回答。「どのような対策をしてよいのかわからない」「設備や設置に費用がかかる」という声も聞かれたという。
テレビドアホンの玄関子機には広角レンズを採用しており、画面の端ほど被写体が引き伸ばされ歪みが生じる。特に人物撮影では、被写体の顔の不自然な歪みが画像認識上に影響を与えるため、画像認識を使用するAI人検知・顔認証の活用には技術的な工夫が必要だった。
また、高処理負荷である人検知や顔認証機能をテレビドアホンの玄関子機に実装するにはスペック上の制約もあった。
従来機能との両立が求められる中、メモリーサイズや処理時間を小さくすることによる検知・認証精度の劣化を抑えるため、効率的な画像処理学習方法を確立。今回の新機能の開発につなげた。
クラウド上などインターネット空間ではなく、テレビドアホン内で検知・認証などの処理を完結することで、処理スピードの向上を図りながら、個人情報への配慮にも適しているなど、身近で実用的なAI防犯機能として普及に期待をかける。










