2026.01.19 【LED照明総合特集】パナソニック エレクトリックワークス(EW)社 熊澤龍也常務ライティング事業部⾧ DX・EX・GXで空間価値創出につなげる照明提案を加速 

熊澤常務ライティング事業部⾧

 2025年度上期(4~9月)は、「2027年問題」を背景に住宅・非住宅ともにLED照明の需要が好調で、国内の照明器具事業は増収となった。光源・デバイス事業は既存光源(蛍光灯)は減販となるが、デバイス事業は増販となり事業シフトが着実に進んでいる。

 今後の方向性として、われわれが目指す姿である「心の豊かさとエコの両立」を実現するためDX(デジタルトランスフォーメーション)・EX(イージートランスフォーメーション)・GX(グリーントランスフォーメーション)と、三つの切り口で転換を進め、空間価値の創出に取り組んでいく。

 空間価値創出に向け、ソフト面では働き方の多様化や電気代高騰を背景に、空間全体を均一に照らす従来のやり方を変え、必要な部分を必要な分だけ照らす適所適照を採り入れた「メリハリ照明」の提案に取り組む。省エネと従業員の満足度アップにつなげ経営課題解決に貢献していく。

 ハード面では、EW社電材事業全体の取り組みである建築空間デザインコンセプトのArchi Design(アーキデザイン)を採り入れた照明器具の提案で空間価値の創出につなげていく。

 DX・EX・GXの三つの視点のうち、DXでは新無線照明制御システム「LiBecoM(リベコム)」の提案に力を入れる。調光調色の活用による省エネ・快適空間の創出を自動制御で両立できる。ビーコン信号を利用した独自の位置情報サービスの提供も可能だ。全国19カ所に体感の場を用意し、Webでのシミュレーションも含め提案を強化していく。

 EXの面では「ハヤワザリニューアル」の提案を加速する。電気工事士の人手不足や働き方改革を意識し、施工時間の短縮・負担軽減につながる商材を充実させる。誘導灯認定基準改正に対応した「みるだけバッテリーチェック機能付き誘導灯」も、昨年12月に発売した。

 GXでは蛍光灯器具ストックのLED化の加速に取り組む。当社は27年9月末に蛍光ランプ生産を前倒しに終了する。ストックのLED化率100%に向け、iDシリーズをはじめ充実した商材をそろえ、リニューアルを加速するとともに、LiBecoM、メリハリ照明など空間価値創出に貢献する提案にも力を入れる。